エアコンの故障・修理・掃除やその料金について

故障と判断する前の動作チェック

蓮井 健吾

故障と判断する前にまずは動作チェックをしてみましょう！
修理を呼ぶとお時間、費用がかかります。その分安心ですが、自分でできる範囲のチェックをしてみましょう。

リセットによる復旧処置

蓮井 健吾

ここまでのチェックで動かなければ故障の可能性が高いです。
修理依頼するまえに、エアコンにリセットをかけてみてください。テレビ内部のノイズの影響で一時的な不具合の可能性があります。その一時的なものの場合は復旧する可能性があります。

電源リセットの方法

下記のステップでリセットができます。お試しください。（メーカーなどによって多少異なります。）

リセット・復旧・応急運転の方法

１、エアコンの電源を切る
２、エアコンの電源プラグを抜く or ブレーカを切る
３、そのまま5分程度待つ（エアコン本体のリセット）
４、電源プラグ or ブレーカを戻して電源を入れる（リモコンで電源が入らない場合は、室内機本体の応急運転スイッチを押す）

エアコンの故障の原因と修理費用

修理を頼む際に気になるのが、故障の原因とその修理費用かと思います。弊社で依頼されたエアコンの故障の原因とその修理費用の目安をお伝えしたいと思います。

ただし、基盤などの電子部品をはじめ、エアコンの修繕部品は10年程で製造および保管が終了します。10年経っていないようであれば修繕部品が残っている可能性が高いので、修理可能です。逆に10年以上経っているようであれば、無理に修理しようとせずに新しいものに交換してしまうこともオススメします。冷暖房の効きはもちろん、省エネ性も格段に上がっているのでビックリすると思います！もちろん弊社でも機器選定から親身にサポートさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。

１、冷えない・暖まらない
２、風が出ない
３、本体の電源が入らない（ランプも全く点かない）
４、室内機から水漏れしている
５、異臭がする
６、異音がする

蓮井 健吾

上記の内訳を細かく解説します。
原因によって料金は変わるからです。

① 冷えない・暖まらない

エアコンの冷えない・暖まらない原因について。エアコンが冷えない・暖まらない故障の原因は、大まかに3つあります。1つ目は冷媒の漏れによるものです。冷媒が漏れると冷暖房の性能が損なわれます。2つ目はエアコン内部の部品の故障によるものです。例えば、圧縮機やコンデンサー、熱交換器などの故障が考えられます。3つ目はエアコンの設定や、使い方の誤りから起こるものがあります。設定によるものでは、エアコンの設定や運転モードの誤りがあります。使い方の問題としては、エアフィルターが汚れている場合や熱交換器がほこりで目詰まりしている場合も冷えない・暖まらない原因となります。

修理方法と料金の目安です。冷媒の漏れが原因であれば、漏れを修理し、冷媒を補充する必要があります。1.8万円〜3万円程度になることが多いです。エアコン内部の部品の故障であれば、交換による修理が必要です。目安は、2万円〜3万円ほどとなります。設定や運転モードの調整が必要な場合もあります。こちらは、5千円程度が目安です。エアフィルターが汚れている場合はエアフィルターの掃除が必要です。こちらは5千円程度になる場合が多いです。熱交換器にほこりが詰まっている場合は、エアコンのクリーニングが必要です。その場合の目安は2万円〜3万円です。修理費用は工賃などを含んだあくまで当店の目安になります。店舗や故障状況によって変わることもあります。

② 風が出ない

エアコンの風が出ない原因について。エアコンの故障で風が出ない原因はおおまかに4つあります。1つ目はファンモーターの故障によるものです。ファンモーターが故障すると、風が十分に送られなくなります。2つ目はクロスフローファンのホコリ詰まりによるもので、回転が滞って風量が弱くなります。3つ目はエアフィルターがホコリで詰まっていたり、熱交換器にほこりが詰まっている場合も風の出ない原因となります。最後に4つ目は室内機制御基板の故障によるものです。風が出ない原因となります。

修理方法と費用の目安です。ファンモーターの故障であれば、ファンモーターの交換が必要です。費用の目安は1.2万円〜2万円程度になります。クロスフローファンが詰まっている場合はほこりを解消するために、部品の交換をします。費用の目安はクロスフローファンの交換であれば1.2万円〜1.8万円程度となります。エアフィルターや熱交換器の目詰まりが故障の原因の場合であれば、その目詰まりを解消するために、エアフィルター掃除なら5千円程度。エアコンクリーニングなら2万円〜3万円程度かかります。また室内機制御基板の故障の場合は、交換による修理を行います。室内機制御基盤の交換では、2.5万円〜3.5万円程度となります。修理費用は工賃などを含んだあくまで当店の目安になります。店舗や故障状況によって変わることもあります。

③ 本体の電源が入らない（ランプも全く点かない）

エアコンの本体の電源が入らない原因について。その故障の原因は大まかに4つ考えられます。下記の順番で確認しましょう。1つ目は電源プラグやコンセントによるものです。入っているかを確認します。2つ目はブレーカーによるものです。ONになっているかを確認します。3つ目はリモコンの故障によるものです。最後に4つ目は室内機制御基盤の故障によるものです。

修理方法とその目安です。電源ケーブルの接続や電源プラグ、コンセント、ブレーカの確認を行い、必要に応じて修理または交換を行います。費用の目安は、5千円〜8千円程度になることが多いです。リモコンの故障が原因であれば、リモコンを交換します。費用の目安は4千円〜6千円程度です。室内制御基板の故障が原因であれば、交換による修理が必要です。室内制御基板の交換では、2.5万円〜3.5万円になることがあります。修理費用は工賃などを含んだあくまで当店の目安になります。店舗や故障状況によって変わることもあります。

④ 室内機から水漏れしている

エアコンの室内機からの水漏れの原因について。その原因は、おおまかには4つあります。1つ目は、室内機の熱交換器やドレンパンの詰まりによるものです。熱交換器やドレンパンが汚れやほこりで詰まると、結露した水が正常に排水できずに溢れ出てしまいます。2つ目はドレンホースが詰まっている場合も水漏れの原因になります。3つ目はドレンパンとドレンホースの接続不良や破損による断熱不良によるものです。最後に4つ目は室内機の設置位置や傾きの問題も水漏れの原因となります。

修理方法と費用の目安です。まず原因を特定し、それに応じて対処します。熱交換器やドレンパンの清掃や交換が必要な場合があります。その場合の費用の目安は、1.8万円〜4万円程度となります。ドレンホースや接続部分の清掃や修理、または交換が必要な場合もあります。その場合の修理や清掃、交換では、8千円〜1.5万円程度が目安となります。室内機の設置位置が逆勾配の場合は傾きを調整することで、水漏れを防ぐことができます。その調整には8千円程度の費用が目安です。修理費用は工賃などを含んだあくまで当店の目安になります。店舗や故障状況によって変わることもあります。

⑤ 異臭がする

異臭の原因について、エアコンから異臭がする場合、おおまかに３つの原因が考えられます。1つ目は、室内機やエアフィルターの汚れやカビ、微生物の繁殖によるものです。これらの汚れが蓄積すると異臭の原因になります。2つ目はドレンパンやドレンホースの詰まりや汚れによるものです。結露した水が排出されず異臭の原因になります。3つ目は、熱交換器の汚れによるものです。汚れが異臭の原因となります。

修理方法と費用の目安について。原因を特定し、それに応じて対処します。エアフィルターの清掃や交換が必要な場合があります。その場合の費用は、5千円～8千円程度が目安となります。また、ドレンパンやドレンホースが詰まっている場合は詰まりの除去が必要です。これらの清掃や交換による修理の場合、8千円〜1.5万円程度が目安です。熱交換器の汚れが原因の場合は、エアコンクリーニングが必要です。費用の目安は、2万円〜3万円程度です。修理費用は工賃などを含んだあくまで当店の目安になります。店舗や故障状況によって変わることもあります。

⑥ 異音がする

エアコンの異音の原因について。エアコンから異音がする場合、大まかに4つの原因が考えられます。1つ目は室内機や室外機のファンやモーターの故障によるものです。ファンやモーターが摩耗したり、ベアリングが破損したりすると異音が発生します。2つ目は、熱交換器やフィンに異物が詰まったり、凍結によるものです。通常の運転ができなくなり異音が出ます。3つ目は室内機と室外機の取付不良によるものです。4つ目はコンプレッサーや配管の振動によるものです。

修理方法と費用の目安です。原因を特定し必要な処置を行います。ファンやモーター、ベアリングの交換が必要な場合ではそれぞれの交換を行います。費用の目安は、2万円〜3.5万円ほどとなります。熱交換器やフィンの清掃であれば、2万円〜3万円程度が目安です。室内機や室外機が異音の発生原因の場合は取り付け位置の調整や振動吸収材の追加などを行います。これらの費用の目安は8千円〜1.5万円になることがあります。コンプレッサーが異音の原因の場合は、コンプレッサーの交換が必要になります。ただし高額修理になるため通常買替になる場合が多いです。修理費用は工賃などを含んだあくまで当店の目安になります。店舗や故障状況によって変わることもあります。