冷蔵庫の故障・修理や料金について

故障と判断する前の動作チェック

蓮井 健吾

故障と判断する前にまずは動作チェックをしてみましょう！
修理を呼ぶとお時間、費用がかかります。その分安心ですが、自分でできる範囲のチェックをしてみましょう。

リセットによる復旧処置

蓮井 健吾

ここまでのチェックで動かなければ故障の可能性が高いです。
修理依頼するまえに、冷蔵庫にリセットをかけてみてください。テレビ内部のノイズの影響で一時的な不具合の可能性があります。その一時的なものの場合は復旧する可能性があります。

電源リセットの方法

下記のステップでリセットができます。お試しください。（メーカーなどによって多少異なります。）

リセット・復旧・応急運転の方法

1、冷蔵庫の電源プラグを抜く
2、そのまま5分程度待つ
3、電源プラグを差しなおす。
4、動くかをチェックする。４、電源プラグ or ブレーカを戻して電源を入れる（リモコンで電源が入らない場合は、室内機本体の応急運転スイッチを押す）

冷蔵庫の故障の原因と修理費用

修理を頼む際に気になるのが、故障の原因とその修理費用かと思います。弊社で依頼された冷蔵庫の故障の原因とその修理費用の目安をお伝えしたいと思います。

ただし、基盤などの電子部品をはじめ、冷蔵庫の修繕部品は９年で製造および保管が終了します。９年経っていないようであれば修繕部品が残っている可能性が高いので、修理可能です。逆に９年以上経っているようであれば、無理に修理しようとせずに新しいものに交換してしまうこともオススメします。最新の冷蔵庫は9年以上前のモデルと同サイズでも庫内容量がUPし、さらに省エネ性も格段に上がっているので電気代も節約できます！もちろん弊社でも機器選定から親身にサポートさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。

１、電気系統の故障
２、冷媒の漏れ
３、ドアのパッキンの劣化
４、冷蔵庫内の結露や凍結
５、自動製氷が出来ない

蓮井 健吾

上記の内訳を細かく解説します。
原因によって料金は変わるからです。

① 電気系統の故障

冷蔵庫の電気系統の故障の原因について。 冷蔵庫の電気系統に問題が発生すると、冷蔵庫が正常に動作しなくなります。電気系統の故障の原因は大まかに2つです。1つ目はコンデンサーやコンプレッサー、モーター、制御基盤などによるものです。どれも冷蔵庫が冷却される際に重要な役割を果たすので、壊れると冷蔵庫が動作しなくなります。また可能性としては低いですが2つ目は電源コードの断線ということもあります。
修理方法と費用の目安について。コンデンサーやモーター、制御基盤の交換なら修理費用はそれぞれ2万円〜3万円。コンプレッサーが故障した場合は新品に買替えできるほどの高額修理になりますので、買替をおすすめ致します。電源コードの断線の場合は、数千円程度が目安です。修理費用は工賃などを含んだあくまで当店の目安になります。店舗や故障状況によって変わることもあります。

② 冷媒の漏れ

冷蔵庫の冷媒の漏れの原因について。その原因は大まかに3つの原因が考えられます。1つ目は物理的な損傷によるものです。冷蔵庫の冷媒ラインや配管がダメージを受けて、漏れにつながります。2つ目は溶接部分の不良です。割れ、シールの破損で接続部分から漏れ出します。3つ目は劣化や老朽化、製造時の不良によるものとなります。いずれも冷媒の漏れの原因となります。
修理方法と費用の目安について。冷媒の漏れを修理する方法は、まず漏れの場所を特定し修復します。ただ、多くの場合、冷媒漏れは老朽化が激しく、修理費用も高額で、買い替えを勧めさせていただいております。修理費用は、修理の複雑さや必要な部品によって異なります。おおよそ5万円〜15万円程です。また、冷媒の補充や再充填も追加費用がかかる場合があります。修理費用は工賃などを含んだあくまで当店の目安になります。店舗や故障状況によって変わることもあります。

③ ドアパッキンの劣化

冷蔵庫のドアパッキンの劣化の原因について。その原因は長期間の使用や経年劣化によるものです。ドアのパッキンは、常に開閉されることによる摩擦や外部からの湿気、温度変化などの影響を受けます。これにより、パッキンの柔軟性が失われ、密閉性が低下し、結果として冷気が漏れるようになります。
修理方法と費用の目安について。ドアパッキンの劣化を修理する方法は、新しいパッキンに交換することとなります。交換作業は比較的簡単で、一般的にはドアから古いパッキンを取り外し、新しいパッキンを取り付けます。修理費用は、パッキンのサイズや冷蔵庫のメーカーによって異なりますが、一般的には6千円〜1.2万円となります。修理作業は比較的簡単であり、自分で行うことも可能ですが、専門家への依頼をおすすめします。修理費用は工賃などを含んだあくまで当店の目安になります。店舗や故障状況によって変わることもあります。

④ 冷蔵庫内の結露や凍結

冷蔵庫内の結露や凍結の原因について。その原因は大まかに4つです。1つ目はドアのパッキンやシールが劣化していることです。ドアの閉まりが悪くなり密閉されず、結露の原因となります。2つ目に冷蔵庫内の温度設定が適切でないことによるものです。温度調整も重要となります。3つ目に冷蔵庫内の湿度が高いことによるものです。水分の多いものなどはラップに包むなどしましょう。4つ目は冷蔵庫の冷却系統の問題によるものです。これらが結露や凍結の原因となります。
修理方法と費用の目安について。冷蔵庫内の結露や凍結を修理する方法は、まず問題の原因を特定して修理を行います。ドアパッキンやシールが劣化している場合は、それらの部品を交換します。6千円〜1.2万円程度が目安となります。冷蔵庫の温度設定が適切でない場合は、適切な温度に調整します。冷蔵庫内の湿度が高い場合は、湿度を下げるために湿気を取り除くアドバイスをします。費用の目安は5千円程度です。冷蔵庫の冷却系統に問題がある場合は、冷却系統を点検し、修理が必要な部品を交換します。冷却系統の修理や交換が必要な場合は、2.5〜5万円以上の費用がかかることがあります。修理費用は工賃などを含んだあくまで当店の目安になります。店舗や故障状況によって変わることもあります。

⑤ 自動製氷が出来ない

冷蔵庫の自動製氷機の故障の原因について。その要因は大きく3つ考えられます。1つ目は製氷機の内部部品の摩耗や劣化によるものです。長期間の使用や頻繁な使用により、製氷機の部品が摩耗し、不具合がおきます。2つ目は製氷機の水供給ラインの詰まりによるものです。詰まると水が供給できなくなり、製氷できません。3つ目はその他の原因です。製氷機のセンサーやスイッチの故障、冷凍室内の温度設定の問題、あるいは電源供給の不具合も故障の原因となります。
修理方法と費用の目安について。自動製氷機の故障を修理する際には、まず原因を特定するために自動製氷機を動作させます。部品の摩耗や劣化が原因であれば、その部品を交換する必要があります。その費用の目安は1.8万円〜2.5万円程度がかかります。水供給ラインに詰まりがある場合は、ラインをクリーニングするか交換する必要があります。その費用の目安は2万円〜3万円程度がかかります。センサーやスイッチの故障が原因であれば、それらの部品を修理または交換します。こちらの目安は1.5万円〜2.5万円程度がかかります。冷凍室内の温度設定の問題が原因であれば、温度調整を行います。こちらの修理費用の目安は、点検費5千円程度です。修理費用は工賃などを含んだあくまで当店の目安になります。店舗や故障状況によって変わることもあります。