TVが故障だと思ったとき

故障と判断する前の動作チェック

蓮井 健吾

故障と判断する前にまずは動作チェックをしてみましょう！
修理を呼ぶとお時間、費用がかかります。その分安心ですが、自分でできる範囲のチェックをしてみましょう。

リセットによる復旧処置

蓮井 健吾

ここまでのチェックで動かなければ故障の可能性が高いです。修理依頼するまえに、テレビにリセットをかけてみてください。テレビ内部のノイズの影響で一時的な不具合の可能性があります。その一時的なものの場合は復旧する可能性があります。

電源リセットの方法

下記のステップでリセットができます。お試しください。（メーカーなどによって多少異なります。）

１、テレビの主電源を切る
２、テレビの電源プラグを抜く
３、そのまま5分程度待つ（テレビ本体のリセット）
４、電源プラグを戻して主電源を入れる

テレビの故障の原因と修理費用

修理を頼む際に気になるのが、故障の原因とその修理費用かと思います。弊社で依頼されたテレビの故障の原因とその修理費用の目安をお伝えしたいと思います。

ただし、基盤などの電子部品をはじめ、テレビの修繕部品は８年程で製造および保管が終了します。8年経っていないようであれば修繕部品が残っている可能性が高いので、修理可能です。逆に８年以上経っているようであれば、無理に修理しようとせずに新しいものに交換してしまうこともオススメします。最新のテレビは映像がキレイなのはもちろん、使い勝手の便利さにビックリすると思います！もちろん弊社でも機器選定から親身にサポートさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。

①テレビが映らない
②テレビの色がおかしい
③音が出ない
④カクカクしたノイズ（ブロックノイズ）が入る
⑤「受信できません」の表示が出る

蓮井 健吾

上記の内訳を細かく解説します。
原因によって料金は変わるからです。

① テレビが映らない

テレビが映らない原因について。その原因は、おおまかには３つあります。まず、1つ目は電源供給によるものです。電源コードの断線や電源プラグの接触不良、電源基盤の故障などから映らなくなります。2つ目は、入力信号の問題によるものです。アンテナが原因となります。詳しくは、接続されているアンテナケーブルやアンテナの故障・接触不良が映らない原因になります。最後に3つ目は、重要なパーツの故障です。テレビ本体の故障や、メイン基板の故障、さらには画面パネルの故障も考えられます。これら3つが主にテレビの映らない原因となります。

修理方法や費用について。電源供給が故障の問題であれば、電源コードや電源プラグの交換、電源基盤の修理や交換が必要です。修理費用の目安は電源コードや電源プラグの修理であれば数千円程度。電源基盤の交換なら2.5万円〜3.5万円程度です。入力信号が故障の原因であった場合。アンテナを中心とした修理となります。アンテナとの接続を確認して、アンテナケーブルの交換となれば費用の目安は数千円程度です。アンテナ設備の交換となればその費用の目安は3.5万円〜8万円程度となります。最後に、本体やメイン基盤、画面パネルの故障の場合です。いずれも部品の交換が必要です。メイン基盤の交換では2.5万円〜5万円程度となります。画面パネルの交換の場合は、テレビのサイズによって異なりますが5万円以上の高額修理となり、通常買替えになる場合が多いです。修理費用は工賃などを含んだあくまで当店の目安になります。店舗や故障状況によって変わることもあります。

② テレビの色がおかしい

テレビの色がおかしくなる原因について。その故障の原因は大まかには3つあります。1つ目はケーブルやHDDレコーダなどのデバイスの接続不良によるものです。HDMIケーブルなどの接続が不安定な場合、色が正常に伝わらないことがあります。2つ目はテレビのメイン基盤や画面パネル自体の故障によるものです。色がおかしくなる原因となります。3つ目は、映像設定の誤りや調整が不適切なことによるものです。色の異常を引き起こします。

修理方法と費用の目安について。ケーブルやHDDレコーダなどのデバイスの接続不良が原因であれば、その部分を特定し必要に応じて交換します。修理費用の目安です。ケーブル交換の場合は、数千円程度です。HDDレコーダーが原因の場合は、HDDレコーダーの修理か買替えが必要です。修理費用の目安は2.5万円程度となり、買替え費用は5万円〜となります。テレビのメイン基盤や画面パネルの故障であれば、部品の交換が必要です。メイン基盤の交換では、2.5万円〜3.5万円。画面パネルの交換の場合は、テレビのサイズによって異なりますが5万円以上になり、通常買替えになる場合が多いです。また、映像設定の調整が原因であれば、メニューから設定を調整することで解決できます。修理費用の目安は5千円となります。修理費用は工賃などを含んだあくまで当店の目安になります。店舗や故障状況によって変わることもあります。

③ 音が出ない

テレビの音が出ない故障の原因について。その故障の原因はおおまかには2つあります。1つ目はスピーカー自体の故障によるものです。スピーカーの接続不良や破損、またはスピーカー内部の故障によるものです。2つ目は、メイン基盤やオーディオ回路の故障によるものです。これらの部品が故障すると、音声信号が正常に処理されず、音が出なくなってしまいます。

修理方法と費用の目安です。スピーカーの故障であれば、スピーカーの交換が必要です。交換費用は2万円〜5万円程度。メイン基盤やオーディオ回路の故障であれば、交換による修理が必要です。費用の目安は2.5万円〜5万円となります。修理費用は工賃などを含んだあくまで当店の目安になります。店舗や故障状況によって変わることもあります。

④ カクカクしたノイズ（ブロックノイズ）が入る

テレビにカクカクしたノイズ（ブロックノイズ）が入る故障の原因について。その原因は大まかに3つ考えられます。1つ目はアンテナが原因によるものです。アンテナの不良や設置位置の問題、信号の干渉などが考えられます。これらは信号の弱さや不安定な受信状態を生み出しカクカクしたノイズの原因となります。2つ目は放送局側（送信側）の問題です。放送局のトラブルによってノイズの発信をしていることが稀にあります。3つ目はテレビや周辺機器のトラブルによるものです。チューナー部分やメイン基盤の故障、接続ケーブルの不良などが考えられます。

修理方法と料金の目安です。修理はアンテナレベルの確認から行います。もしアンテナに不具合があれば、アンテナの調整や設置位置の変更、信号増幅器（ブースター）の追加などを行うことで対処します。アンテナ調整や信号増幅器（ブースター）の追加などの修理であれば2.5万円〜5万円程度が料金の目安となります。また、テレビの内部部品に問題がある場合は、メイン基盤やチューナー部分の交換が必要になります。内部部品の交換が必要な場合は2.5万円〜4万円が費用の目安となります。接続ケーブルが問題の場合は、新しいケーブルに交換することで解決できます。ケーブル費用の目安は数千円程度です。修理費用は工賃などを含んだあくまで当店の目安になります。店舗や故障状況によって変わることもあります

⑤ 「受信できません」の表示が出る

「受信できません」の表示が出るテレビの故障の原因について。その故障の原因はおおまかに3つ考えられます。1つ目はアンテナのトラブルです。アンテナの接続不良やアンテナの位置や向きの問題です。アンテナが信号を十分に受信できないことによるものです。2つ目は放送局の信号が弱い場合によるものです。こちらでもその表示ができます。3つ目はアンテナケーブルやアンテナのパーツの故障、またはテレビのチューナーや受信部分の機械的な故障によるものです。

修理方法と費用の目安です。まずアンテナ接続の確認から行います。もし、アンテナの位置や向きの不具合が見受けられたら、その調整を行い、受信状態の改善を行います。アンテナの向きの調整の料金の目安は8千円〜1.5万円程度が目安となります。放送局からの信号が弱い場合は、信号増幅器（ブースター）の設置をすることとなります。ブースターを設置する場合の費用の目安は2.5万円〜4万円ほどとなります。また、アンテナケーブルの断線やアンテナの故障が疑われる場合は、修理や交換が必要です。アンテナケーブルの修理の場合は8千円~2万円程度、アンテナ設備取替えの場合は５万円〜8万円程度になります。テレビの内部部品に問題がある場合は、チューナーや受信部分の修理や交換が必要です。チューナーや受信部分の修理や交換では、2.5万円〜5万円になることがあります。修理費用は工賃などを含んだあくまで当店の目安になります。店舗や故障状況によって変わることもあります。